Pinky
「俺はさ…小さい頃から
修杜と一緒で…負けたくないって
ずっと思ってたんだ。
負けないように努力した。
たぶんアイツは簡単にできることでも
俺には簡単じゃなくて……
それでも俺の目標でライバルで……
アイツの存在は大きかったんだ。」



「いい関係なのね。」



「うん・・・・
でもさ勝てないとこがある。」



「なに?」



「女・・・・・
いいなって思った女を
修杜に会わすと告白するまえに
みんな修杜に夢中になるんだ」




「あれ~~それは悲惨・・・」

ピンキーがしょっぱい顔をした。


「だろ~~?
修杜の笑顔に参るらしい~
おまえはどうだった?」




「私?私は飼い主さまが一番
素敵だから
他の男なんてどうでもいいよ。
和人さんが一番~~~」



「く~~~~~!!
泣かせるね~~~だろ?
外見じゃない俺のここから伝わる
熱いハート
ピンキーもわかってくれたか~」


俺は冗舌になって


ピンキーはケラケラ笑っている。
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