Pinky
「修杜に電話したらいいじゃん?
声聞いてるだけでも
安心するだろ?」


アンリはポロポロと
大きな涙を流した。

 
 うわっ・・


「なんで泣くの?」



「修杜は私より大事なことが
たくさんあるんだもん……。
だから情けないこと言ってたら
軽蔑されるもん……」



「確かに・・・・
アイツはなんでもできるからな…
とくにサッカーに関しては
厳しいくらいに自分を追い込むから…」



「修杜にこんなとこ
見せられない・・・・・」



 やっぱ俺はピエロか・・・・



「本当の私は
和人にしか見せられないって…」



 !?



「朝まで一緒にいてくれる?」


アンリの唇が俺に


触れた・・・・・・・。
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