愛してるを心から
だって良兄は特別なんだもの。
私にとって、特別で大切な存在の人なんだもん。
かけがえのない兄妹なんだもん・・・。
「ふぁ~!私にはどうしたらいいのか分かんないよ~」
独り言を天井に向けて言ってみる。
自分に返ってくるだけだけど、それでも少し気分は楽になった。
案外口にだすと、いいのかも・・・。
軽くなった心でそう思った私は、そのまま夢の中へ落ちていった。
夢の中では、私と良兄が仲良く祭りに行っていた。
いろんな出店を回って、楽しく新しい思い出を増やしていっていた。
のはずなのに、突然良兄の姿が薄くなったかと思ったらそのまま消えていってしまった。
最後の良兄の顔は凄く切なそうで。
やり切れないような顔で。
ごめんな、っていってるような顔で・・・。