愛してるを心から


「どういうこと?」



「あんまり翔をいじめてやんなって事。あいつ、意外と嫉妬深いから」



星谷くんは私にそういうと、またなと電話を切った。


ツーツーと、流れる音を私はただ聞いている。



星谷くんが言った事はが、どういうものなのか少しだけ分かった。


でも、自分の中ではいじめているつもりはない。


いじめようとも思ってないし。


・・・私は、無意識に人を傷つけてるって事なのかな・・。


小さくため息をついて、私は携帯を置いた。


今まで気がつかなかった。



そんな私に嫌気が差して、そのまま床に倒れこんだ。



考えるの・・もうやだ。



・・・・つかれちゃったよ・・。


意識が遠くなっていく。


携帯が激しくなっているのも聞こえないほどに、私の体は疲労でいっぱいだった。







< 167 / 333 >

この作品をシェア

pagetop