愛してるを心から

■想い■


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放課後、皆が部活に行く中、私は一人机に伏せていた。




「裕子、どうしたの?部活、行かないの?」




茉莉が、私の机の前でずっとそればかり言う。




「今日は、行かない。」



それだけいうと、また黙って顔を机へ伏せる。



私は吹奏楽部に入っている。




担当しているのは、フルートで演奏するのは好き。




楽器を吹いているときだけ、幸せな気分になれる。




だけど、行きたくない原因はもっと根本的なところから来ていた。



「そりゃーさ、あの先生あたしも好きじゃないよ?」



ガタンと、勝手に他の人の椅子に座る茉莉。




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