愛してるを心から


幸せそうに眠るお母さん。


編集者のお母さんは、毎日忙しそうに働いて、私を養ってくれている。



お父さんは、私が5歳のときどこかにいっちゃった。


蒸発した、父をお母さんは責めたりしなかった。




勝手に家から、出て行ったお父さんを・・・一度も。



・・・でも、知っていたんだ。



お母さんが、お父さんの事で泣いていたの。



一年ぐらい、毎晩毎晩泣いてた。







どうしていなくなっちゃったの?って・・・。



どうして家族を置いて逝ってしまったの?って・・・。









< 191 / 333 >

この作品をシェア

pagetop