愛してるを心から



「私は・・・!私は、翔がいてくれるだけで嬉しいっ!・・翔が、いてくれるだけで幸せだよ?」


さわさわと、風が流れる。


ゆっくりと流れる川と反比例するように私は早口で言い放つように言った。



やだよ・・・やなの。



せっかく、翔と付き合えたのに・・。



好きな人なのに・・。




「俺も別れたくない、別れたくないんだよ・・。なぁ、分かって・・?」



下を向いて、顔を伏せるように翔は言う。



私達の髪は同じように風に流れる。




だけど、私達の気持ちは全く逆なんだね。




「別れないっていう方法は・・・ないの?」



翔私少し分かった。




崩れそうなんだね、翔の心はもう・・・。




ねぇ、だったらさこれだけ言わせてよ。



もう、翔を責めたりしないから・・・。





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