愛してるを心から





「・・・なんで、阿呆なの?」


馬鹿じゃなくて?




・・・どっちも一緒か・・。



そんな事を考えて、小さく息を漏らして笑った。


馬鹿すぎるよ・・俺。



ほんと、自嘲してしまうよ。




もう・・・もう俺は。



恋なんて、したくないよ・・。




裕子、ごめんな。



今まで、ごめん。



最低な事ばっかして、ごめん。



それから、今まで・・・ありがとう。



大好きだよ。



葉の隙間から抜ける、日差しを見上げ俺は心で君に届けた。



最後の思いを・・。



俺の気持ちを・・。











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