愛してるを心から
だけど、上手く笑えてると思う。
茉莉にもばれてないと思うし・・。
大丈夫、大丈夫・・。
チャイムの音が鳴って、私と茉莉はわかれた。
右隣の男子。
左隣の女子。
だけど、どちらもよく知らない。
前の席の子とは結構仲良くなった、男子だけど・・。
「透馬ーこれ分かんないんだけど、分かるー?」
「・・俺に聞くの?お前と同じくらい馬鹿なのに?」
コツンと椅子を叩いて透馬を呼ぶと、だるそうに頭を掻きながら振り向いた。
本名潮田 透馬。