愛してるを心から
ああ・・・ああ!確かに!
凄い、凄い!透馬すっごーい!
「ほんとだ、なるほど~」
「これぐらい見つけろよ・・・」
また、馬鹿にしたように笑う。
「んじゃ、次の問題解けなかった人が、解けた人になんかおごるっていうルールを付けよう」
「いいけど・・・俺勝つよ?」
「私も、負けない。じゃ、スタート」
教科書から、似た文章を引き出す。
・・・最近やっとまともになって来た。
やっとね・・・。
「出来た」
にこっと笑って、透馬は私をみた。
まさか、あんな短時間で?
透馬が出来るはずが無い、だって私と同じぐらいのはずなのに・・。