愛してるを心から
てか、5分も経ってないですよ?
「嘘、ちゃんと解けたの?」
「解けたって。先生、これ合ってます?」
ノートを持ち上げて、通りかかった先生に渡す透馬。
先生は少し目を通した後、にっと笑って透馬をみた。
「出来てる、テストの点は普段悪いのに・・・どうしたんだ、お前」
「偶然、昨日やったんですよ。似た様なのを」
「え!予習してたのっ!?」
「まぁ、なんとなく暇だったから」
「ずるい・・・」
「俺がもちかけた訳じゃねぇーし。さて、何おごってもらおっかな」
予習してたなんて、ずるいでしょっ!
あーなんか、損した気分。