愛してるを心から
私は廊下側で、翔は窓側。
一番後ろの席の私。
前から、2番目の席に座っている翔。
見えないようで、よく見えるこの場所は、私にとって良いのか悪いのか分からない。
だけど、今は翔の姿をみると辛いな。
痛いな・・。
翔、翔・・。
彼の名前を呼ぶ。
だけど、それは届かない。
言葉でも、気持ちでも・・・もう翔には届かない。
届かなくても、呼んでしまう自分がいる。
苦しくて、辛くて、泣きたくても呼んでしまう自分がいる。