愛してるを心から




私は廊下側で、翔は窓側。



一番後ろの席の私。



前から、2番目の席に座っている翔。




見えないようで、よく見えるこの場所は、私にとって良いのか悪いのか分からない。




だけど、今は翔の姿をみると辛いな。



痛いな・・。





翔、翔・・。




彼の名前を呼ぶ。



だけど、それは届かない。



言葉でも、気持ちでも・・・もう翔には届かない。






届かなくても、呼んでしまう自分がいる。



苦しくて、辛くて、泣きたくても呼んでしまう自分がいる。





< 251 / 333 >

この作品をシェア

pagetop