愛してるを心から








「・・・うん、それでいいんだよ」



俺は裕子の頭を思いっきり撫でた。




「あ、ちょっ星谷くん!」



裕子の長い髪が乱れる。



ぼさぼさの髪を手でときながら俺に小さく文句をいう。



そんな彼女が愛おしく思える。



「裕子は!」



突然出した俺の声にビクッと震えた彼女の肩。




「裕子は、笑っとけ」



悩むより、泣くより。



笑って、怒って、いつものように。





柔らかい顔で空を見上げてて。













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