愛してるを心から
「・・・何・・・?」
寝惚け眼で茉莉を見つめ、透馬はだるそうに返事をする。
彼らはいつの間にか仲良くなっていた。
それは、透馬と私がよく話すからかもしれない。
それかただ単に茉莉がフレンドリーなだけかも知れないが・・・。
「私知らなかったんだけど、佳乃ちゃんと透馬って付き合ってたの!?」
茉莉のその言葉に反応して、私は目を大きく開き透馬をみた。
透馬も何故知っている?と言った顔を茉莉に向け、はぁと重々しいため息をついた。
「・・んで、知ってんの?」
「佳乃ちゃんに聞いたー」
「・・・あの馬鹿・・・」