愛してるを心から


なぜか、罪悪感に襲われた私は「ごめん」と謝った。


そんな私を茉莉は、可笑しいと笑って背中を叩く。


私は痛いと叫ぶ。


なのに、茉莉は一向に止めない。


「もー!!」


悔しくなった私は、思いっきり茉莉の背中を叩いた。


と同時に、茉莉が叫ぶ。


「そんなに痛くしてないじゃん!」


涙目の茉莉が私にそういう。


痛かったよ!


十分ね!


怒ったように私は歩きだすと、茉莉がそのあとを謝りながらついてきた。





< 39 / 333 >

この作品をシェア

pagetop