愛してるを心から
「俺なりの愛情表現だからいいんですー、そんな事するやつらは俺の最大級の愛情が欲しいって事だね?」
にやりと怪しく笑って、いきなり私達に向かって走り出した良兄。
次々とつかまってく仲間達。
キャッキャと私たちの笑い声が青空に響く。
いつの間にか、夕日が出ていて私たちは帰っていく。
「また、遊ぼーねー!」
遠くから聞こえる友達の声に私は大きな声で答える。
各方向から飛び交うバイバイの声。
「良兄~!明日も来てね~!」
「おー、多分なー!」
手を振る皆に、眩しい笑顔を向けてお兄ちゃんはいった。