愛してるを心から


良兄のヴァイオリンの講師。


名前は、たしか・・・結城 冴だったけか?


とにかく、恐くてうざくて大っ嫌いな人。


いつも、良兄ちゃんをいじめてるんだ。



「なんで、中2になってもこんな単調なメロディーをはずすの!?やる気がないならやめなさい!!」


怒鳴り声。


そんな中、お兄ちゃんの声が聞こえた。


「すいません」


ただその一言。


結城は、ため息をついて始めからやり直せと指示をした。



一呼吸置いて、響きだしたお兄ちゃんのヴァイオリンの音。


滑らかで綺麗な音。


これのどこがいけないんだろうか?




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