最後の天使
第三章


「・・・・」


「先輩?」



嘘だろ?

もう三年目だぜ?


指輪だって買ったんだ…




「先輩どうかしました?」



山本の居るベットルームに向かい


俺は意識もないまま

山本を抱きしめた。



「先輩…先輩…」


「…俺でいい?」



何も感じない。


俺は
まだすこしシオンの香りの残る
ベットに山本を押し倒した。

















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