最終恋愛

その夜
涼平から電話があった

『先輩たちまけちったよ…』


｢でも16って凄いじゃん!｣


『でも甲子園行けなかった…ｽﾞｽﾞｯ…』


｢来年は涼平でるんでしょ？
今年の先輩の悔いを
来年はらしてあげな!!!｣


泣いていたのは気付いてた
でも気付かないふりして
応援した
元気が少しでもでるように
元気づけた

『ありがとう』


そういって涼平は電話を切った

あたしの気持ち伝わったかな？
そう思いながら
その日は眠りについた



なぜかいつも考えている
涼平に気にかけてしまう

大切な友達だから？

いつも笑っていてほしいって思うもっとたくさん話ししたいって思う

仲いいから？


とにかく笑っててほしい
泣かないで？
お願い
こっちも泣きたくなるよ？

本当に信じてる友達って
こんなにも気持ちが伝わるんだね

こんなの初めて。
すごく嬉しいな