籠の鳥
呆れていると、ざくやとさやがあくびをしながら出てきた。

そして一変したマオに気付く。

「「………」」

しばらくにらめっこが続いたが、ざくやはププッと笑った。

「誰?つか、切りすぎじゃね??」

「誰だし。ついに自滅か?」


あんな人達仲間じゃない…!!!!

色んな意味で裏切られた!!!!!


よく分からないことを言い出す2人に涙をこらえた。



マオはその2人の反応を見て言う。

「何さ。オジサンを笑うでない」

「あはははははっ。髪っ!髪、変!!」

「何か文句でも?」

「は?何であんたが入ってくるわけ?」

今朝も始まったさやとフウの喧嘩。

それを無視してざくやとマオが話し出した。

「お前眼鏡どうしたの?」

「ないから何も見えない」

「それマジで言ってる?」

マオは笑い出した。

「やだなぁ、冗談に決まってるでしょざっくん〜」
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