腹から叫べ!
第5話・昨日の晩ごはんって思い出せないよね
「カノー!先生から電話よー!」
合宿が終わって1週間経った日の朝。
「はあ?先生から?まだ7時だぜー?」
カノはお腹を掻きながらベッドから出てきた。
「…もしもし。」
『おー、島田ーおはよう。』
「おはようございます。なんの用ですか。」
『今から制服に着替えて学校に来てくれ。』
「は!?」
『いやー、今日、中学生の体験入学があってな、うちのクラスの案内係決めるの忘れててさ、急遽あみだで決めた。』
「お前もか。」
『へ?』
「いやなんでもありません。」
なんで俺の周りのやつはあみだで全てを決めようとするんだ。