腹から叫べ!

「それが…部長と副部長は卒業するまで変えちゃいけないことになってるんです。」

「はあぁぁぁぁぁぁ!?」

つまり、俺はこの4人から逃れることはできないということか!?

そういえば…大事なこと聞いてなかった。

「なあ、ここって何部?」

「え、ナイン言ってなかったのかよ。」

「あ、そうかも。」

「聞いてない。」

「そっか、言うの忘れてたわ。この部活はな、その名も、
    サケブ
『腹から叫部』だ!」

「は?」

ふざけてる。

「何するの、それ。」

「まあ簡単に言うと、屋上から叫びたいこと叫んで、雑談してお菓子食って昼寝する、といった感じだ。」

…ふざけ過ぎじゃね?


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