腹から叫べ!
「…塩?」
「今日ばあちゃんが、嫌な予感するから塩持って行けって言ってたから。」
ばあちゃんすげえ。
でもなんで塩?お清め?
男の方を見ると、後ろでガクが竹刀を構えていた。
「カノいけ。」
「モモ!目えつむれ!」
「うわあ!」
カノは男に向かって塩を投げた。
男は目が痛くて開けられないようだ。
その隙にモモを引き寄せた。
そして背後にいたガクが竹刀を男に振った。
「痛っ!」
男はうずくまる。
「確保ー!」
警察がこっちに向かって来ようとしたとき、男はガクの腕を捕まえた。
「え。」