腹から叫べ!

「来るな!こいつを刺すぞ!」

男は落ちたナイフを拾い上げてガクに突き付けた。

「ええ〜。ガク君、普通そこで捕まります〜?」

「うっせえ!ユラがナイフをどっかにやってくれればよかったんだよ!」

「くそ。」

警察は下手に動けない。

どうしよう。塩攻撃はさすがにもう警戒されてるだろうし…。

すると警察が銃を出した。

「おい強盗、その子を離さないと撃つぞ。」

「え、なにそれ!人質の俺危ないじゃん!」

「ぎゃーぎゃー喚くなガク。」

どうやらこの警察はガク君の知り合いらしい。

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