腹から叫べ!

「ねえカノちゃん!昨日のあの馬の人誰!?」

「え、ナイン君のこと?」

「ナイン君?」

「うん崎野ナイン。一応友達。」

「そっかー。」

え、何、もしかして…

「好きになった?ナイン君のこと。」

一瞬の沈黙。

「んなわけないし。」

「へ?」

モモは冷たく言い放った。

「知ってるでしょ!私はカノちゃんが好きなの!」

「え、あ…はい。」

カノはモモの勢いにやられた。

「馬に乗ってみたいなって思ったの!」

「へ。」

「あー、ぼくものりたい!」

「わたしも!」

「そっかー。じゃあ今からナイン君の家行こうか!」

「「「うん!」」」

こうして4人は乗馬体験をするために崎野家に向かった。

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