腹から叫べ!

「まあ、そういうことだから、よろしくな、カノ。」

ナインは親指を立ててウインクをした。

俺の平凡ライフが…目の前のやつらによって今、壊されようとしている。


「ナイン君、ところでなんで俺なの?」

「え、何が?」

「なんでこの部活に俺を誘ったんだよ。もっと他にいるだろー。」

これが一番の謎だ。こいつらは派手だけど、俺は地味。接点なんて全然なかったのに。

「俺らには共通点があるんだ。何だと思う?」

「変人。」

「おっとお、カノお前意外とはっきり言うやつだな。残念ながら俺らは変人じゃないぞ断じて。」

その自信はどこから来るんだ。

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