腹から叫べ!

「はい大丈夫です。チヨ君、カノ君、かくまってくれてありがとうございました。」

…ん?この声…

「ユラ君!?」

「はい?」

普通に男子の制服を着て、髪の毛も短くなっている。

「で、ユラはなんであのババアに追いかけられてたんだ?」

ババアって…

「あー…これです。」

ユラ君は首にかけている指輪のついたペンダントをだした。

「あ、もしかして今日…」

「…はい、そうです。だから外したくなかったんです。」

「そっか。」

話が全然見えない。

「じゃあ、私は教室に帰りますね。」

ユラは手を振って教室に入った。

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