腹から叫べ!

「彼女は私の中で生きてるからいいんです。」

ユラ君は優しく、だけど力強く笑った。


バンッ

屋上のドアが開いた。

「はあー!もう無理ー!」

「ナイン君!?」

ナインが屋上に転がりこんで来た。。

「おうカノ、ユラ。」

「ガク君とチヨ君も。どうして?」

「こいつらがさっさと宿題写し終わらねーから授業サボって自習室でずっと宿題やってたんだけどな、こいつら3文字書いたら集中途切れるんだよ。」

「3文字って早っ!」

「だからちょうど息抜きにここに来たんだよ。」

「ふーん。」

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