腹から叫べ!

「チヨー!あんた何やらかしたの?喧嘩?」

「げ。」

入ってきたのはチヨの母。金髪でイケイケな母さんだ。

「バイトだよ!バイトが見つかったの!」

「何?バイト?バイトしちゃダメなの?」

チヨの母さんは首を傾げる。

「校則で決まってるんですよ。」

『青少年非行防止委員会』の会長が出てきた。

「は?校則?てゆーか、チヨがバイトしたらあんたらに迷惑かかるわけ?」

「そういうことを言ってるわけではありません。校則を守れない子は将来ろくでない人間になるってことです!」

ザマス系の会長がメガネをクイッと上げた。

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