腹から叫べ!

「はあ?てめえの息子はどうなんだよ。」

「どうして私の息子が出てくるのよ!」

会長の息子は3年生の真面目っぽい人だ。

「この前公園で犬蹴ってたぞ。ほら。」

ヨウイチはケータイを取り出し写メを見せた。

「な!」

「校則どうこう言う前に自分の息子の道徳教育しっかりしろよ。」

「っ!」

「先生、バイト部、承認して頂けますよね?」

「でもな…。」

「じゃねーと…」

ヨウイチは先生に何かを耳打ちした。

「うっ、わかった!認めよう!」

「ありがとうございます、セ・ン・セ。」

こうしてバイト問題は解決した。

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