腹から叫べ!

「よし、俺が気を引こう。」

チヨはSPの元へ向かった。

みんな外国人でガタイもよくて威圧感もハンパない。

チヨ君、頑張れ!

「ハーイ!ナイストゥーミートゥー。」

チヨ君渾身の英語で挨拶だ。

「ドウモ。チョットシズカニシテモラエマスカ?」

普通に日本語で返されたー!

撃沈。

「これ投げればよくね?」

ガクが手に持っているのは、なんやら黒い物体。

「何それ。」

「チヨお手製の簡易爆弾。」

「は。」

「えい。」

バーン!

…うわ。投げやがった。なんの躊躇もなく投げやがった。

軽い爆発でドアが壊れた。

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