腹から叫べ!

「チヨ君!俺らも…」

「…待て。何のために俺らはここに来たんだ。」

「何のためって…」

「あと30秒ですよ!」

「なあナイン。俺らと残ってくれるよなあ?」

チヨは真剣な顔をしていた。

「…ああ。父さんが何と言おうと俺はここにいる。」

ナインははっきりと決意したようだ。

「ヤバいぞ!あと10秒しかねえ!」

「みんな伏せろ!」


そして…



ひゅ〜

バババババーン!


爆弾はかなり上空で爆発した。

…ん?

…あれ?

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