腹から叫べ!

なるほど。

「司会はチヨとユラがいいよ。ガクはエントリーしている人の案内役で、カノはマイクとかの調整。」

「ナイン君は?」

「俺?俺は茶々入れだ。」

「は。なにそれ。」

「茶々入れも大事な仕事だぞ?いかに盛り上がるかは茶々入れにかかっていると言っても過言ではない。」

「…そうですかい。」

俺はマイクの調整か。まあ楽そうな仕事でよかった。

「カノはトップバッターな。」

「は?何が。」

「叫ぶの。」

「はあ!?俺らも叫ぶの!?」

「いや、部員で叫ぶのはカノとナインだけだ。」

「なんで!?」

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