腹から叫べ!

「え、カノ俺には似合ってるって言ってくれないの!?」

ナイン君が血まみれの顔で言ってきた。

「それ似合ってるって言われても複雑じゃね?」

「いいじゃん!言ってよ!」

「あー、似合ってるよー。ちょーかっこいー。」

棒読み。

「そうかそうか。似合ってるか。」

頭をかいて頬を赤く染めながら(もともと血糊で赤いのだが)照れるナイン。

「いやいやナイン君、照れるところじゃないから。」

「あれ、みんな揃ってんじゃん。」

チヨも4組にやってきた。

「チヨ君…何その格好。」

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