腹から叫べ!


その日の夜。

「…もしもし、お父さん?」

『ん?なんだナイン。』

ナインは父親に電話をかけていた。

「明日、うちの学校で文化祭があるんです。」

『…そうか。』

「…来てくれませんか?」

『は?』

「っ…やっぱりなんでもないです!」

ナインは慌てて電話を切った。

そこへ松森がやってきた。

「坊ちゃん…よろしいのですか?」

「何が?」

「何って、旦那様…「松森、俺風呂入るから。」

「…かしこまりました。」

ナインは部屋を後にした。

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