腹から叫べ!

「お父さんも高校の時、変な部活に入ってたんだぞー。」

今さりげなく変な部活って言ったよね?

「どんなの?」

「んー、重いもの運部とか、思いっきり遊部とか、坂から転部とか。」

「え、そんなに!?つーかおかしすぎるだろ!」

「ああ。とは言っても父さんはおとなしい性格だったから無理矢理入れられただけだけどな。」

「ふーん。同じだ。そんな変人、お父さんの時代にもいたんだ。」

「おう。部活作ったのは『いっちゃん』っていってな、めちゃくちゃなやつだったよ。でもなんか楽しかったな。」

あ、わかるかも。

「いっちゃん今ごろ何してるかなー?きっとおいしいものいっぱい食べてるだろうなー。」

「なんだそれ。」

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