腹から叫べ!

ユラ君の両親と別れると、次はチヨ君の母親に出会った。

「あ、みんなお揃いで。」

「…お袋…。」

チヨ君のお母さんもすごい格好をしていた。

「なんで…特攻服?」

特攻服を身にまとっているチヨ母。

「だって、高校の学園祭なんだから私も高校時代を味わいたいじゃない。」

チヨ母…一体どんな高校生活だったんだ?

「じゃ、私は友達と約束してるから。」

そう言うとチヨ母は颯爽と歩いていった。

友達って…あんなのがいっぱいいるのかな…。

「ったく。仕方ねー母親だな。…先生に捕まらないといいけどな。」

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