腹から叫べ!
5人は体育館に向かった。
大声大会が始まるまであと30分。
「うわ。けっこう人集まってるぞ。」
「あれだけ宣伝したからな。」
「まだ来てない人もいるでしょうし、放送しましょうか。」
ユラは放送室に入った。
「一般の申し込みってあったの?」
「ああ。3組だけだけどな。でも飛び入り参加もOKだからまだ増えるんじゃないか?」
「そっか。」
ピンポンパンポン
『1時から体育館で腹から叫部主催の大声大会を行います。エントリーしている方は10分前に体育館のステージ袖に集まってください。なお、飛び入り参加も受け付けておりますので、一般の方も是非ご参加ください。』
ユラ君の放送の後、続々と観客が入ってきた。