腹から叫べ!

みんなもうスタンバってる。

「よし、始めるぞ。」

チヨとユラはマイクを持った。

『ただいまから、腹から叫部による、大声大会を始めます。』

拍手が沸き起こった。

『えー、今年もやってきましたね。恒例の大声大会。』

今年も、って今年が初めてだろ。

『それでは早速いきましょうか。エントリーナンバー1番、我らが誇る腹から叫部副部長、島田カノ君でーす!』

「よっ!カノ!副部長!」

横からナイン君の茶々が聞こえる。

カノはステージの真ん中に立った。

『それではカノ君、どうぞー。』

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