腹から叫べ!


〜数分後〜

お父さんたちはお化け役の生徒に抱えられて出てきた。

「お、カノたちも来てくれたんだ。」

ナインも出てきたようだ。

「うん。今から入ろうと思って。…父さん、大丈夫?」

「お、おう。ちょっとびっくりしただけだ。」

悲鳴はちょっとって感じじゃなかったけども。

「お母さんたちは?」

「その辺でお茶でもしてるんじゃないか?…多分。」

…ああ、なるほど。はぐれたな。

「じゃあ、俺らは行くから。」

「え、ちょっと!」

カノ父はナイン父を引っ張ってどこかへ行ってしまった。

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