腹から叫べ!


翌日。

カノは放送室にいた。

ピンポンパンポン

『えー、腹から叫部の部員は、至急屋上に集まってください。』

初めての校内放送。

カノは放送のスイッチを切ると屋上にダッシュした。

「なんだよカノ。」

「カノ君が放送なんて珍しいですね。」

「びっくりしたぞ。」

「あはは。ごめんごめん。」

屋上にはすでに3人が集まっていた。

「で、なんの用事?」

「今からみんなには、自分の将来の夢を叫んでもらおうと思います。」

「「「は?」」」

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