腹から叫べ!
「俺はー!絶対医者になってー!世界中の人々を救うぞおおぉぉぉぉ!」
精一杯大きな声。
「じゃあ俺も叫ぶ!」
ガクは拳を握りしめた。
「俺はー!パン屋継いでー!みんなが笑顔になるパンを作るんだああぁぁぁぁ!」
肩で息をするガク。
「じゃあ次は私いきますね。」
ユラはお腹に力を入れた。
「私はあ!ヘアメイクアーティストになってえ!女の子をもっと可愛くしたいでええぇぇぇぇす!」
ユラはにこっと笑う。
「ほら、カノ君の番ですよ。」
「おう。」
カノは空を見上げた。