腹から叫べ!

「カノおめでとう。部長に昇進だ!」

「え?意味わかんないんだけど。」

「あみだでカノ君が当たっちゃったんですよ。」

「はああぁぁぁぁぁぁ!?」

カノはさっきよりも大きな声で叫んだ。

「いや俺、副部長だし。」

「おう。部長兼副部長だ。」

「なんであみだに俺の名前入れたの!?」

「いやあ、俺らも決まってから気づいたんだよ。」

「仕方ないですよね、あみだババアには逆らえませんし。」

「そんなあ!」

がっくりとうなだれるカノ。

「部長兼副部長!今日の部活はお菓子パーティーでいいだろ!」

ガクがカバンから山ほどのお菓子を出した。

「もう勝手にしてくれ…。」

また大変な日々が始まるのだった。


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