腹から叫べ!

そして2位は池上君だった。

「すげーな池上!2位じゃん!」

「ありがと…。」

後ろの方から声が聞こえてくる。

「俺の名前は…ねえな!」

「うわ!」

横からナイン君がひょいと顔を出してきた。

「今回もチヨが1位か。」

「すごいよね。」

「あれ、ユラの名前もあんじゃん。」

「うそお!?ユラ君あんなに屋上で寝てたのに!」

確かにユラは26位だった。

「なんで…。」

「あいつ勉強しなくてもできるんだよ。家でしてるのかもしれねーけど、実際勉強してるとこ見たことねえな。」

マジでか…。

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