腹から叫べ!
「崎野!死亡事故になりかねんかったぞ!」
「すいませんでしたー。もし死んでたら、あの世で先生を呪ってるところでしたー。」
「怖っ!…反省してるのか!」
「はい、ものすごくしてまーす。俺、水泳部に入って、飛び込みやったらよかったと思いましたー。」
「ナイン君…。」
なんてのんきな男だ。
「まあ、結果オーライじゃないですかー。俺は空を飛べたわけだし。」
「お前は飛んだんじゃなくて落ちたんだよ。」
「まあいい。次やったら停学は免れないからな!」
ゴリ先生は退散した。
「よかったね、停学にならなくて。」
「あー…ゴリは俺の父さんの友達だからなー。」