腹から叫べ!
「マジで?」
「うん。だからいつも大目に見てくれるんだけど…次なんかやらかしたら大変そうだな。」
「もうやったらダメだね。ナイン君、普通の行いをしようね。」
「は?俺はいつも普通だけど?」
ダメだこりゃ。
「あーやべ。着替えねーしな。」
「俺体操着持ってるぜ。貸してやるよ。」
「お、サンキュガク。」
腹から叫部のメンバーはなんだかんだ言っていいやつばっかだ。
翌日。
「いっけがーみくーん!」
ナインはハイテンションで教室に入ってきた。
「崎野君、昨日はありがとう。」
「いやいや、そんなことより、俺の部活に入らないかい?」
池上君は苦笑い。
「ごめん。絶対やだ。」
普通に拒否られていた。