腹から叫べ!

ホテルのロビーにはもうみんな集合していた。

「おお、カノ来たか!」

「みんなおは…よう。」

「もうすぐ昼だけどな。」

3人は完全に遊ぶ気満々だった。

チヨはビーチボールを持っていて、ユラは日焼け止めを塗っている。ガクにいたっては、もう水着に着替えて浮輪を抱えていた。

「あれ?これって部活の合宿だよね?」

「おうよ!」

「みんな泳ぐ気満々だよね?」

「カノ、これは遊びじゃなくて体力向上のものであって…」

チヨが最もらしい理由をつける。

まあいいか。俺も遊びたいし。

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