腹から叫べ!
ガク君ユラ君…ここフロントなんですけど…。
「カノー。荷物置きに行こうぜー。お前ら先に行ってていいよ。」
「おっけ。」
さすがは高級ホテル。
部屋は広くて外の眺めもいい。
「あーあ、どうせならこんな野郎どもとじゃなくてかわいい女の子と来たかったなあー、って思ってる?」
「は?まあそりゃそうだけど。」
「俺が彼女になってやろうかあ?」
ナインがニヤニヤしながら聞いてくる。
「キモ。つーかお前男だろ。生憎俺にはそんな趣味ないよ。」
「はは!冗談に決まってんじゃん!俺もかわいい女の子がいいよ。たとえ一夜の過ちだとしても。」
「過ちもクソもねえよ。」