腹から叫べ!

「…あれ?ガク君の隣にいるのって…ユラ君だよね?」

「あ?見ればわかるだろーが。」

ユラ君はどう見ても女の子だ。

というより女物の水着を着ている。

さっきは肩まで潜っていたからわからなかった。

「ユラ君!その水着はアウトだろ!」

「へ?何がですか?」

「男の子だよね!?」

「何を今更。ビキニじゃなくてワンピースタイプだから大丈夫ですって。」

何が大丈夫かわからない。

「よっしゃ!カノ、俺らも入ろうぜ!」

「うん!」

「ちょっと待ったあ!」

チヨ君による制止が入った。

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