キラキラ☆
あの日――


入学式をこっそり抜けだして教室にもどると、俺の席で寝てるやつがいた。




誰だ、こいつ。




無邪気に寝てる顔が可愛すぎて、俺はしばらくその顔を眺めていた。





突然ガタッという音とともに


ムクッと立ち上がって、



彼女は勢いよく教室を飛び出して行った。





俺の存在に気付くこともなく…





なんだあれ?
と思いつつ俺は自分の席に座った。




まだ、あのこの温もりが残っていて、なんか甘い匂いが漂っていた。



鼓動が早まったのがわかった。



俺ってヘンタイかも!?



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